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不動産売却コラム

今話題のリースバックとは? 体験談や例とともに解説

公開:2024.10.24 更新:2024.10.24
今話題のリースバックとは? 体験談や例とともに解説
引用元:photo AC

リースバックは不動産を売却後も賃貸として住み続ける仕組みで、主に資金調達を目的とします。この方法では、仲介手数料が不要で売却期間も短く、迅速に資金を確保できます。また、将来的に物件を買い戻すオプションもあり、資産を流動化しつつ生活環境を維持できる柔軟性があります。

リースバックと不動産売却は違う? 意味や仕組みを解説

リースバックは不動産を売却しながら継続利用できる方法です。主に資金調達を目的とし、所有者は売却後もその不動産を借り続けます。

◇リースバックとは 

リースバックは、自分が所有している不動産を売却した後に、引き続きその不動産を借りて利用する仕組みです。主に資金を手に入れたい個人や企業にとって、資金調達や不動産を効率的に現金化する手段として利用されています。

例えば、不動産を売却して得た資金を他の目的に活用しながら、引き続き自宅や事務所として利用し続けることが可能です。売却と賃貸を組み合わせたこの取引は、資産の流動性を高めるのに適した手法と言えます。

この仕組みを利用する最大のメリットは、所有者がそのまま住み続けたり、事業を続けたりできる点です。不動産を手放さざるを得ない場合でも、リースバックを選ぶことで、生活の場やビジネスの拠点を維持することができるため、安心して資産を現金化できます。

◇リースバックの仕組み 

リースバックの流れは、まず売却を検討することから始まります。不動産投資会社や金融機関といったリースバック事業者に相談し、売却後の賃貸条件などについて確認を進めます。事業者が購入する不動産は、売主に賃貸する前提で取得されますので、所有者は売却後もそのまま使用することが可能です。

次に、売却価格やリース契約の条件について事業者と交渉を行います。この段階で賃料や契約期間などの詳細が決定されます。売主と事業者が合意すれば、契約が進行します。

契約が成立した後、売却契約が正式に結ばれます。契約には、売却金額や所有権移転の日程などが含まれ、これに基づいて不動産の所有権が事業者に移ります。

リースバックで起こり得るトラブルとは?

引用元:photo AC

リースバックには家賃の上昇や買取価格の低さなど、契約後の問題が生じる可能性があります。

◇家賃が上がった 

リースバックを利用して不動産を売却した後も住み続ける場合、契約期間が終了した際の家賃改定が大きなリスクとなります。特に契約更新時には、契約時の賃料が固定されていたとしても、事業者が市場の相場やインフレを理由に家賃を引き上げることがあります。

これは、賃貸契約の条件や契約の長さにより変動するため、契約時には十分に注意する必要があります。家賃の急激な上昇は、生活費の負担を増大させる可能性があるので、慎重な契約内容の確認が重要です。

◇買取金額が想定以上に安い 

リースバックを利用した際に、所有者が期待していた金額よりも不動産の買取金額が低くなる場合があります。これは、リースバック事業者が不動産を査定する際に市場価格よりも低く評価されることがあるためです。

特に、古い物件や立地条件が不利な場合には、資産価値が下がり、期待した額よりも大幅に低い提示額を受けることがあります。このような場合、売却前に他の不動産業者にも査定を依頼し、複数の見積もりを比較することが推奨されます。

◇相続でもめる 

リースバックを利用すると、所有権が第三者に移転するため、相続の際に家族間でトラブルが発生する可能性があります。特に、相続人が自宅を遺産として期待していた場合、リースバックにより所有権が移ったことに不満を抱くことが多く、これが遺産分割をめぐる争いの原因となることがあります。

家族間の意思疎通が不十分なままリースバックを進めると、後に深刻な問題を引き起こすことがあるため、相続を念頭に置いた適切な相談が重要です。

◇再契約できず退去を求められる 

リースバック契約の期間が終了した後、引き続き同じ不動産を利用し続けたいと希望しても、再契約ができないケースがあります。これは、リースバック事業者がその不動産を他の目的で使用したり、売却する予定があったりする場合や、契約更新時に条件が合わなかった場合に起こります。

特に長年住んでいた場合や高齢者にとって、突然の退去要求は大きな精神的・生活的負担になるため、契約更新時の条件やリースバック事業者の信頼性をしっかりと確認しておく必要があります。

リースバックで成功した体験談を紹介

リースバックは、資金調達後も住み続けられる利点があり、ローン返済や財産整理に有効な手段です。

◇リースバックのメリット 

リースバックの最大のメリットは、不動産を売却して現金を手に入れた後も、そのまま賃貸として住み続けられることです。これにより、生活を大きく変えることなく資金調達ができるため、急な出費が必要になった際にも安心して対応できます。

また、一部の契約では、将来的にその不動産を買い戻せるオプションが含まれていることがあり、資産を一時的に流動化しつつ、将来再取得する可能性も残しておける点が魅力です。この手法は、資産運用の一環としても有効で、柔軟な対応が可能です。

◇住宅ローンを無理なく返済 

住宅ローンの返済が困難になった場合、リースバックは競売を回避しながら安定した生活を維持する方法として役立ちます。

Aさん(60代)は、定年退職後に収入が減少し、住宅ローンの返済が滞るようになり、競売にかけられる危機に直面していました。しかし、Aさんは任意売却とリースバックを選び、自宅を売却してローンを完済した後も、引き続き賃貸として同じ家に住むことができました。

これにより、住み慣れた環境での生活を続けながら、経済的な負担を大幅に軽減できた成功例です。

◇離婚による財産整理 

離婚後に財産整理を進める際にも、リースバックは家を手放さずに生活を安定させる手段となり得ます。Bさん(40代女性)は、離婚によって自宅を売却する必要がありましたが、子どもたちと共にその家に住み続けたいという強い希望がありました。

Bさんは任意売却後にリースバックを利用し、元夫と財産を清算した後も、同じ家で子どもたちとの生活を継続することができました。このように、リースバックは財産整理を円滑に進めながら、家族の生活を守ることができる有効な手段です。

リースバックと不動産売却を比較

リースバックは売却期間の短さや手数料がかからない点、将来の買戻しが可能な点など、多くのメリットがあります。

◇売却期間が短い 

リースバックの大きな利点の一つは、売却期間が短いことです。一般的な不動産の売却では、買い手を見つけるまでに時間がかかる場合が多く、急ぎの資金調達が必要な場合には不利です。

しかし、リースバックを利用することで、通常よりも短期間で売却手続きを完了させ、資金を迅速に確保できる可能性が高まります。特に、資金調達を急ぐ人にとって、このスピード感は大きな魅力となります。

◇仲介手数料がかからない 

リースバックでは、一般的な不動産売却で発生する仲介手数料がかからないというメリットがあります。通常の不動産売却では、不動産業者に仲介を依頼し、売却が成立した際には手数料を支払う必要がありますが、リースバックの場合、直接取引が行われるため、この手数料が不要です。そのため、手元に残る資金が増え、より多くの資金を手にすることが期待できます。

◇同じ家に住み続けられる 

リースバックの最大の特徴は、自宅を売却した後でも、同じ家に住み続けることができる点です。特に、高齢者や家族を持つ人々にとって、住み慣れた環境を維持することが可能であるため、引っ越しの手間や心理的な負担を軽減できるのは大きなメリットです。

家族や地域とのつながりを維持しながら、必要な資金を調達できるため、安心して利用することができます。

◇買戻しの可能性 

リースバックのもう一つのメリットとして、将来的に物件を買い戻せる可能性がある点が挙げられます。契約時に定められた条件に従って、経済状況が改善した際に家を再取得することができるため、一時的に資産を現金化しながらも、将来的に再び所有する選択肢を残しておけるのは大きな魅力です。

これにより、現在の問題を解決しつつ、資産を取り戻す可能性も見据えた柔軟な対応が可能になります。


リースバックは、不動産を売却した後もその物件を賃貸として利用できる仕組みです。この方法は、主に資金調達を目的としており、売却後も自宅や事務所として引き続き利用できるため、生活や事業の維持が可能です。特に急な資金が必要な場合に、所有している不動産を現金化しながらも、住み慣れた環境を手放すことなく生活を続けることができるのが大きな特徴です。

さらに、リースバックには仲介手数料が不要というメリットもあります。通常の不動産売却では仲介業者に手数料を支払う必要がありますが、リースバックでは直接取引が行われるため、手元に残る資金が増えることが期待できます。

また、売却期間も短く、資金を迅速に確保できる点が急いでいる人には大きな魅力です。将来的には不動産を買い戻すオプションが契約に含まれている場合もあり、資産を一時的に流動化しつつ、将来的に再取得する可能性を持てる点も重要です。

このように、リースバックは資金調達の手段として有効でありながら、所有者が生活環境を維持できる柔軟性を提供する方法と言えます。