子育て支援に力を入れている上尾市で不動産売却!売却相場を紹介
上尾市は埼玉県に位置する人口約23万人の住宅都市で、20代後半から40代前半のファミリー層の転入が増加しています。JR高崎線が通り、都内へのアクセスが良好で、大宮駅へも近く交通の利便性が高いです。治安は比較的良好で、安心して暮らせる環境です。子育て支援では、保育環境の充実や給食費軽減、医療費助成が整っており、乳幼児への支援が手厚いです。
目次
上尾市はどんな街?
上尾市は埼玉県に位置し、人口約23万人の住宅都市です。2021年に人口が23万人を突破し、特に20代後半〜40代前半のファミリー層が多く転入しています。市政65周年を迎えた2023年には、かつての田園都市から工業都市を経て、現在の住宅都市として発展してきました。特産品には埼玉県一の収穫量を誇るキウイがあり、ナシやブドウなどの果樹栽培も盛んです。
◇交通
上尾市は交通手段が豊富で、都内へのアクセスが良好です。上尾駅はJR高崎線のみが通っていますが、乗り換えなしで上野駅まで約35分、東京駅まで約45分で移動可能です。
また、湘南新宿ラインに直通する電車を利用すれば、新宿駅へも約40分でアクセスできます。さらに、大宮駅へは2駅で到達できるため、行動範囲が広がります。駅の西口と東口には大きなバスロータリーがあり、市内循環バス「ぐるっとくん」や複数の路線バスが利用可能です。マイカー移動も盛んで、2026年度に新大宮上尾道路の建設が予定されており、さらに便利になるでしょう。
◇治安
上尾市は埼玉県内でも比較的治安が良く、住みやすい街とされています。2023年11月末の埼玉県警のデータによると、人口1,000人当たりの刑法犯認知数は6.2以下で、これは県内でも低い水準です。特に近隣の大宮区では9件を超えており、上尾市は犯罪が少ないエリアといえます。
しかし、近年では空き巣や窃盗、強盗事件も発生しているため、実際に住む際には防犯対策が重要です。全体的には安心して暮らせる環境ですが、適切な防犯対策を講じることが推奨されます。
子育て支援に力を入れている上尾市の取り組み
上尾市は、地域の子育て環境の充実に力を注ぎ、子どもたちとその家族が安心して暮らせるまちづくりを推進しています。ここでは、上尾市が展開する具体的な子育て支援策についてご紹介します。
◇子育て支援
上尾市は、さまざまな子育て支援施策を展開しており、2024年4月には民間保育所への設備整備支援を行うことで、充実した保育環境を提供しています。また、多子世帯向けに小中学校の給食費の負担軽減制度を設けており、子供の多い家庭にも配慮しています。
さらに、ひとり親家庭や生活困窮者への学習支援、ヤングケアラーの実態調査と支援も実施中です。子供の読書活動を推進し、公式サイトでは子育て情報を集約した応援ページを提供するなど、上尾市は全体的に子育て支援に力を入れています。
◇乳幼児への医療支援
上尾市は、乳幼児への医療支援にも積極的に取り組んでいます。こども医療費助成制度では、通院は15歳まで、入院は18歳まで医療費の助成が受けられるため、子育て中の家庭の経済的負担が軽減されます。
また、上尾市では「あげおリトルベビーハンドブック」を作成し、体重1,500g以下で生まれたお子様のご家庭に配布しています。このハンドブックには、先輩パパやママからの応援メッセージや、対象家族が利用できる支援制度の詳細が掲載されており、子育ての参考となります。
◇幼稚園や保育園の開設支援
上尾市は、幼稚園や保育園の開設支援に力を入れており、充実した保育施設を提供しています。市内には公立保育所が13か所、私立保育所が23か所あり、埼玉県内でも保育所が多い地域です。
これにより、市の中心部から郊外まで幅広く保育施設が整備されており、住まいを選ぶ際の選択肢が広がります。0歳児~2歳児の認可保育所の月額保育料は46,600円ですが、3歳~5歳児は保育料が無料です。
また、認可外保育所への補助も市から提供されているため、保育料の負担が軽減されます。上尾市は、このように多くの保育施設を備えており、子育て環境が整った地域といえるでしょう。
上尾市の不動産売却相場は?
画像出典:フォトAC
上尾市で不動産の売却を検討する際、まず気になるのは地域の相場です。上尾市は、都心へのアクセスの良さや落ち着いた住環境から、近年人気が高まっているエリアです。
出典元:ズバット
◇土地
上尾市の土地売却相場は、2023年7-9月期の平均売却価格が約1,804万円、平米単価は13万円です。この期間には16件の取引があり、取引件数は前期(4-6月期)の11件から増加しています。
しかし、売却価格は前期の2,017万円から下落傾向にあります。土地面積も平均152㎡と、前期の290㎡から減少しています。全体的に、上尾市の土地取引は活発でありながら、価格はやや下落傾向にある一方で、取引件数は増加していることが特徴です。この傾向は、需要が高まりつつも、売却価格が調整されていることを示しています。
◇一戸建て
上尾市の一戸建ての売却相場は、2023年7-9月期の平均売却価格が約3,329万円で、取引件数は30件でした。土地面積の平均は204㎡、築年数は約20年です。過去の売却価格と比較すると、前期の4-6月期では4,449万円と高かったものの、7-9月期には下落しています。
一方、取引件数は増加しており、需要は依然として高いことが伺えます。土地面積や築年数の平均も安定しており、全体的に一戸建て市場は活発であるものの、価格はやや調整傾向にあります。
◇マンション
上尾市のマンション売却相場は、2023年7-9月期の平均売却価格が約2,666万円で、取引件数は3件です。専有面積の平均は83㎡、築年数は約34年となっています。過去の売却価格と比較すると、1-3月期の2,857万円からわずかに下落していますが、取引件数が少ないため、価格の変動幅は小さいです。
専有面積はやや広がりを見せていますが、築年数が進んでいる物件が多いことが特徴です。総じて、取引件数は少ないものの、マンション市場は安定しているといえます。
上尾市の公示地価は?
上尾市の公示地価は、地域の不動産市場や土地の資産価値を把握するうえで重要な指標です。地価は年々変動しており、住宅地や商業地などエリアによっても異なる傾向が見られます。
◇上尾市の公示地価
上尾市の最新公示地価は2024年に平均13万1502円/m²(43万4719円/坪)で、前年から+1.75%上昇しています。基準地価も2023年に平均14万0252円/m²(46万3643円/坪)で、前年から+1.72%の上昇です。
地価は1983年からのデータで最高値と最低値の差が大きく、商業地と宅地で異なる動向が見られます。特に地価の高いエリアでは上昇傾向が顕著で、「上尾市宮本町」などの高価格地点では42万円/m²の価格が付いています。
一方で、「上尾市菅谷」などの最低価格地点は2万3300円/m²です。地価の上昇は特定のエリアに集中しており、高価格地点の需要が増加しています。上尾市全体の地価の均衡が変わりつつあることが示されています。
出典元:土地代データ
◇地価上昇のメリットとは?
地価が上昇すると、不動産の価値も上昇し、売却価格が高くなります。例えば、地価が10%上昇すると、売却価格も10%上昇する可能性があります。これにより、売却益が増加し、不動産売却を考えているオーナーにとっては大きなメリットとなります。
また、地価の上昇は不動産の担保価値を高めるため、融資を受けやすくなる点もメリットです。高い担保価値は融資の条件を有利にし、資金調達がしやすくなります。
上尾市は埼玉県に位置し、人口約23万人の住宅都市で、近年特に20代後半から40代前半のファミリー層の転入が増えています。
交通面では、JR高崎線が通り、都内へのアクセスが良好で、大宮駅へも2駅で移動可能です。また、市内循環バスや路線バスが充実し、今後新大宮上尾道路の建設によりさらなる利便性が期待されます。
治安も良好で、県内でも比較的犯罪が少なく住みやすい地域です。
子育て支援では、保育環境の整備や給食費負担軽減、医療費助成などが充実しており、特に乳幼児へのサポートが手厚いです。
不動産市場では、上尾市の土地や住宅の売却相場がやや下落傾向にある一方、取引件数は増加しています。また、地価は住宅地や商業地によって異なり、特定エリアでの上昇が顕著です。